2012.04.28 再び福島をお訪ねしました!

2012年2月18日の朗読ライブ「星の王子さま」Vol.2へ、沢山のお客様にご来場いただき、心から御礼申し上げます。

安達太良山
安達太良山

 

第1回目公演と同額の5万円の寄付金を捻出して支援物資を購入し、福島県大玉村の特定非営利活動法人大地が運営する、障がい者就労継続支援B型事業所「ふれんどりー大玉」様へ4月28日にお届けしてまいりました。

 

 

前回同様、ご要望を伺って物資を購入しようと、所長の神田秀さんとお話させていただきましたところ、今年は例年にない寒さが続き、4月中旬になっても桜が開花せず厳しい毎日をお過ごしとおっしゃり、その影響もあったのでしょうか、ご希望の物資は、石油ファンヒーターと加湿器付き空気清浄機ということでした。東京ではこの時期、石油ファンヒーターはどの店舗にも在庫がなく、ネットで調べてメーカー取り寄せとなり日数はかかりましたが良い商品が手元に届き、空気清浄機、さらに残ったお金でトイレットペーパー、ティッシュペーパー、インスタントコーヒー、「星の王子さま」の本を購入しお届けすることが出来ました。

神田秀所長(左) 渡邉孝雄代表(右)
神田秀所長(左) 渡邉孝雄代表(右)

 

 

大玉村総合福祉センター『さくら』.
大玉村総合福祉センター『さくら』.

「ふれんどりー大玉」は大玉村の総合福祉センター「さくら」の一角にありますが、ここは児童館と高齢者福祉施設が一体となってある多機能支援施設で、大きな建物の中で幼児からお年寄り、そして障がいを持つ方々が自然と触れ合えるような環境が整っており、デイサービスや創作的活動、生産活動、社会交流、生活支援に関する助言などを行っています。

30日は、理事長の渡邊孝雄さんと神田さんにお出迎えいただき、震災当時のお話を伺いながら、施設を案内していただきました。大きくヒビの入った壁や、当時はガラスの仕切りがあったが割れて危険なので全部取り外した跡、施設の利用者様がどのように行動を取られたかなど、生々しいお話でしたが聞くことができました。

その中で一番心を傷めた話が、いわゆる「風評被害」でした。この施設で行っている事業の一つに、既に包装されている紙おしぼりを幾つかまとめて袋詰めする作業があるのですが、震災以降受注がストップしてしまったそうです。「福島のおしぼりは汚染されているかもしれないからいらない」とはっきり言われたと、渡辺さんがその時の辛い心の内を話してくださいました。幸いに、今は別の大手の業者が発注してくれるようになって事業を再開しているそうですが、やはりその‘言葉’は心に突き刺さり、その土地を愛する人々を傷つけてしまっています。

 

塩屋岬灯台といわきの浜
塩屋岬灯台といわきの浜
更地の海岸線
更地の海岸線

 

 

 

 

 

 

帰途、前回も立ち寄ったいわきの塩屋崎灯台付近の海岸を再訪いたしました。

 

瓦礫の山の学校跡
瓦礫の山の学校跡

震災から1年以上、私たちが訪れてから約4ヶ月半。何かが変わっているのだろうかと期待しながら訪ねましたが、現実はそんな甘いものではなく、津波で根こそぎ家が流されたままの更地が、そのまま広がっているだけでした。唯一の救いは、山肌や地面に緑が芽吹いていたことですが、この先何十年もかかるであろう復興の行く末と、自分たちは一体何が出来るのかということを、改めて考えてしまいました。

 

 

三春の滝桜
三春の滝桜

前回はたわわな柿の実に迎えられましたが、今回の日帰り行では、ちょうど開花が遅れたおかげで見事な桜をあちこちで目にし、途中立ち寄った有名な三春の滝桜も満開で、1000年もの樹齢という強固な生命力で私達に勇気を与えてくれました。その姿を見て、細々とでもいい。息長くコツコツと、何か出来ることを探していこう。そして無責任な風評に乗っかって、第二第三の『被災』を生じさせることは止めよう。同じ星に住む、また同じ国に住む人として、もっと協力して助け合わなければいけないと再認識した1日でした。